10月 21, 2016 19:39 Asia/Tokyo
  • イラン国連大使、外交のテロ支援がシリアの人道的な悲劇の原因

イランのホシュルー国連大使が、一部の国がテロリストを支援していることが、シリアの人道的な悲劇の主な原因だとしました。

イルナー通信によりますと、ホシュルー大使は、20日木曜、シリア情勢に関する国連総会の会合で、「シリア国境からこの国に入ったテロリストへの一部の国の支援が、シリア北部アレッポでの人道的な悲劇や混乱の根源になっている」と語りました。

また、「アレッポなど、シリアの一部の地域は、この数年、懸念すべき状況にあり、この地域の人々の苦しみを終わらせるために措置を講じることが必要だ」としました。

さらに、「シリアの現状を打開するため、民間人の死傷や地域の破壊を阻止し、人口密集地から武装勢力を掃討し、アレッポ東部から負傷者を運び出すとともに、人道支援を移送するため、停戦を確立する必要がある」と語りました。

ホシュルー大使は、シリア政府による停戦宣言と、この宣言へのロシアの支援は合理的な措置だとし、「アレッポ東部での外国の戦士やテロリストの存在は、この地域を混乱させ、いつでも再び衝突が起きる可能性を残すだろう」と語りました。

また、「国連は、アレッポ東部の現在のニーズに注目し、この危機の終結に向けた建設的な協力を他国に呼びかけるとともに、重要な対応を進めるべきだ」と強調しました。

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