イラン石油相、「生産枠に関するOPECの恒久的な合意は可能」
11月 27, 2016 20:02 Asia/Tokyo
イランのザンゲネ石油大臣が、「OPEC石油輸出国機構の加盟国が生産枠に関して恒久的な合意を締結することは可能だ」と語りました。
ザンゲネ大臣は26日土曜、アルジェリアのブテルファ・エネルギー大臣と会談した後、テヘランで記者会見を行い、OPECの決定が石油市場にどのような影響を与えるかについて、「もしOPEC加盟国がオーストリア・ウィーンで合意を締結した場合、原油価格は上昇する、世界経済もこのような状況を望んでいる」と強調しました。
OPECの定例会合は、来月1日、ウィーンで行われる予定です。
ザンゲネ大臣は、アルジェリアの会議での合意により、イランとリビア、ナイジェリアは減産を免除される問題が、ウィーンの会合における真剣な議題の一つとなるとしました。
ブテルファ大臣も、記者会見で、「減産に関するOPEC加盟国の合意により、石油価格は1バレルあたり55ドル以上になる」と語りました。
ブテルファ大臣はまた、石油価格の下落を止める必要性を強調し、「石油価格の下落は世界経済に損害をもたらす。このため、次期OPEC会合は石油市場を現在の危機から救い出すために重要だ」と語りました。
OPEC加盟国は、アルジェリアで行われた9月28日の緊急会合で、生産枠を日量3250万バレルに固定することを決定しました。
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