最高指導者、「アメリカの微笑みにだまされてはならない」
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「アメリカは常に、イラクをはじめとするイスラム諸国の力に反対してきた。彼らの微笑みに欺かれてはならない」と強調しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
12月 11, 2016 19:47 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「アメリカの微笑みにだまされてはならない」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「アメリカは常に、イラクをはじめとするイスラム諸国の力に反対してきた。彼らの微笑みに欺かれてはならない」と強調しました。

ハーメネイー師は、11日日曜、イラクのシーア派連立組織のハキーム議長、および、この組織のメンバーと会談し、「アメリカは、表面的な主張に反し、タクフィール主義のテロリストの根絶を追求したことはなく、これらのテロリストの一部を自分たちの今後の目的のために保持しようとしている」と語りました。

ハーメネイー師は、イラクの石油のISISによる売却に触れ、「当時、アメリカは石油が採掘されるのを傍観しているだけで、彼らを攻撃しなかった。そのためアメリカを信用してはらない」と語りました。

また、イラクの未来は、現在よりも明るいものになるとし、「イラクの発展はイランの利益になる。両国のさらなる調和も、両国の利益になる」と強調しました。

さらに、イラクのシーア派のグループ間の連立の形成に満足の意を示し、それを重要な出来事だとし、この統一の基盤の維持と強化を強調しました。

ハーメネイー師は終わりに、イラクの国民と関係者の、シーア派の追悼儀式・アルバインの巡礼者の受け入れに感謝を述べ、アルバインの行進は、類まれなる壮大な現象だったとしました。

一方のハキーム議長もこの会談で、イランの支援に感謝を述べると共に、「イラクのシーア派の連立結成の重要な結果のひとつは、イラクの民族の結束に関する法が可決されたことであり、この法は、シーア派の議員だけでなく、別のグループの多数の代表の支持も得ることができた」と語りました。