核合意の取り決めにより、イランで重水の生産が継続
12月 31, 2016 18:59 Asia/Tokyo
イラン国会核委員会のゾンヌール委員長が、6カ国との核合意に従い、イラン国内で重水の生産が継続されていることを明らかにしました。
ゾンヌール委員長は、イラン国会通信のインタビューで、この7ヶ月間でイラン原子力庁により70トンの重水が売却されているとして、「イラン国内に重水の余剰分を備蓄することは、もはや核合意への違反にはならない」と語っています。
また、「イランは、大量に消費される重水を生産する能力があり、核合意以降はこの流れが止まったり、弱まったりしたことはない」と述べました。
さらに、「イランにおける重水の生産は、国内の消費量を上回っており、イランは重水の余剰分を世界市場に輸出できる」としています。
イランは、世界で純粋度の高い重水を生産しており、以前ではイラン人学者のこの能力すらも信用していなかった国に、現在では重水を輸出しています。
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