一日一冊、本の紹介(31)
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イランの正式名称は、「イランイスラム共和国」で、中東地域、西南アジアに位置しています。国土面積はおよそ165万平方キロメートルで、2013年の国勢調査によれば、人口はおよそ8000万人です。
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12月 31, 2016 20:25 Asia/Tokyo
  • 一日一冊、本の紹介(31)

イランの正式名称は、「イランイスラム共和国」で、中東地域、西南アジアに位置しています。国土面積はおよそ165万平方キロメートルで、2013年の国勢調査によれば、人口はおよそ8000万人です。

イランの首都、政治の中心地である最大の都市はテヘランです。歴史の中で、「イラン」というのは、この地域を示すも最もよく知られた名前でした。イランという単語は、アーリヤ人の土地という意味で、時の経過とともに、イランという発音に代わりました。アーリヤ―という言葉は、敬意に値する男性やリーダーを意味します。考古学調査から、イランで人間が生活を始めたのは、石器時代のことであることが分かっています。知性を持つ人間がイランに入ったのはおよそ4万年前のことで、新石器時代の品々が、ケルマーンシャーやホッラムアーバード、マルヴダシュト、カーシャーンで発見されています。

イランの歴史や地理に関しては、数多くの本が出版されており、それぞれがこの古い歴史を持つ国をさまざまな角度から見つめています。そうした本のひとつに、一般の読書に向けて、イランの歴史や地理について詳しく記された「イランの旅」という本があります。この本には、過去から現代までのイランの歴史や地理に関する情報が集められており、イランの全体像を読者に示しています。1699年に出版され、ペルシャ湾という呼び名が正しいことを示す歴史資料である地図が、ダーリユーシュ王の碑文の写真と共に、イランを紹介する文章の最後に挿入されています。

その後、イランの各州が、アルファベット順に紹介されています。それぞれの州の区画、各州の中心都市の地図と見どころや歴史的な建物が、章ごとに記されています。それに続き、各州の行政区について、観光を中心にした包括的な情報がリストにして並べられています。これらの情報には、人口、中心都市の名前、それぞれの行政区の州の中心からの距離、歴史・宗教施設、観光の見どころが含まれています。

各都市と共に、その都市の現在の社会的な魅力を紹介する写真も掲載されています。この本にはまた、それぞれの州の人々の儀式、音楽、伝統料理に関する情報もあり、一年を通した各州の平均気温、降雨量といった不可欠な情報も手に入れることができます。