一日一冊、本の紹介(48)
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世界遺産条約は、世界の文化遺産や自然遺産、史跡の保護を目的とし、1972年にユネスコ総会で採択された国際条約です。
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1月 24, 2017 19:13 Asia/Tokyo
  • 一日一冊、本の紹介(48)

世界遺産条約は、世界の文化遺産や自然遺産、史跡の保護を目的とし、1972年にユネスコ総会で採択された国際条約です。

これらの遺産は世界的な重要性を有しており、人種や宗教、国籍を超えた地球上のすべての人間に属するものです。この条約により、ユネスコ加盟国は、国家の文化遺産、自然遺産、史跡を世界遺産の候補として申請することができます。登録後、その国の所有権は残されたまま、その遺産の保護が全ての加盟国に委ねられることになります。ユネスコに登録された世界遺産には、森林、山、滝、砂漠、廟、建物、都市などがあります。

イランは、世界遺産条約が採択されてから3年後の1975年にこの条約に加盟しました。イランの世界遺産のうち、初期に登録されたのは、チョガーザンビール、ペルセポリス、ナグシェジャハーン広場です。その他にも、9つのイラン式庭園、バム城塞、ゴレスターン宮殿、シャフレスーフテ・焼失した町などが、世界遺産に登録されています。

「イランの世界遺産」という本は、1979年から2013年の間に世界遺産に登録された、イランの壮麗な16の史跡を紹介しています。ペルシャ語と英語によるこのシリーズは、書籍とDVDになっています。

ユネスコのボコバ事務局長は、「イランの世界遺産」という本の序文で、この貴重な本の出版にかかわった人々に祝辞を述べています。イラン・ユネスコ委員会のサイードアーバーディ事務局長は、この本の中で、「イラン人は昔から、その精神的、物質的な業績によって人類を向上と発展に導いてきた。イランの数千年の遺跡は、この土地と民族の大きな躍動と繁栄を証明している」と記しました。