イラン外務省、「アスタナ会議はシリア停戦を維持するためのもの」
2月 07, 2017 20:20 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、シリア問題を巡るアスタナ会議は、停戦を維持する上で、より傑出した役割を果たすための最初の調整だとしました。
ロシア、トルコ、イラン、国連の専門家団は、6日月曜、カザフスタンのアスタナで、シリアの停戦協定に関して話し合いました。
以前にも1月23、24の両日、アスタナでイランの提唱、ロシア、トルコの協力により、シリアの政府と反体制派の代表の間で会議が開かれ、初めてシリア政府の代表が反体制派の代表と直接協議を行いました。
ガーセミー報道官は、6日、定例記者会見で、今回のアスタナ会議についてのIRIB国際放送記者の質問に対し、「この会議はイラン、ロシア、トルコの専門家団による完全に専門的な話し合いだ」と述べました。
また、イランの最近のミサイル実験に対するアメリカの反応について、「ミサイル問題はイランの政府、主権、人々に関連するものだ」と述べました。
さらに、「イランは国益に関して他国と協議しない。アメリカのミサイル実験への反応は完全に敵対的で挑発的なものだ」と述べました。
ガーセミー報道官は、アメリカの副大統領がイランに、アメリカ大統領の決意を試さないようにと警告したことについて、「イランは防衛問題において自らの政策に従って行動し、他国にイランの問題に干渉するのを許さなかったし、これからもそうだ」と述べました。
また、アメリカの追加制裁に対するイランの報復措置に関して、「まもなく、ISISなどのテログループを支援し、イスラエルによるパレスチナ人の弾圧に関わっているアメリカの企業や研究機関を対象としたイランの制裁リストが提示される」としました。
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