イラン外務次官、「イランは大量破壊兵器撲滅の先駆者」
2月 14, 2017 20:06 Asia/Tokyo
イラン外務省のアラーグチー国際法担当次官が、日本のNPO法人モーストの会の津谷静子理事長の著書の翻訳本の発表式で、「イランは大量破壊兵器撲滅の先駆者だ」と語りました。
アラーグチー次官は、13日月曜夕方、津谷理事長が執筆した「イラン毒ガス被害者とともに、海外医療支援の20年」の翻訳本の発表式で、「イラクのサッダームフセイン独裁政権の化学兵器によるイランの民間人に対する攻撃を、歴史が忘れることはないだろう」と語りました。
また、「イランに数千人の殉教者、数万人の化学兵器の被害者が存在することにより、世界の人々に彼らのメッセージを伝える上での重要な使命が生まれている」としました。
さらに、大量破壊兵器の製造と使用は、人道に反する利益を確保するために、死を取り引きする思想からくるものだとし、「国際社会は今も、化学兵器によるイランやイラクの数万人の被害者の深い苦しみを知らない」と述べました。
「イラン毒ガス被害者とともに 海外医療支援の20年」という本は、イランの化学兵器の被害者と彼らの生活について記されています。
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