パレスチナ支援国際会議に参加した各国国会議長、イラン大統領と会談
イランのローハーニー大統領が、テヘランで、パレスチナのインティファーダを支援する国際会議の傍らで、パレスチナ民族評議会議長、および、ウガンダ、ヨルダン、マレーシア、レバノン、シリアの国会議長と会談しました。
ローハーニー大統領は、22日水曜、パレスチナ民族評議会の議長との会談で、「イランは、パレスチナ問題をイスラム世界の最優先の問題と見なしており、パレスチナの虐げられた人々を支援するために、いかなる努力も惜しまない」と語りました。
一方のパレスチナ民族評議会の議長もこの会談で、「いかなる問題も、パレスチナ問題とシオニスト政権イスラエルの犯罪への対抗に影響を及ぼすべきではない」と述べました。
ローハーニー大統領はまた、ウガンダの国会議長との会談で、シオニスト政権の行動は、パレスチナ問題を忘れさせることを目的としたものだとしました。
ウガンダ国会議長も、「パレスチナ問題は、自由を求めるすべてのイスラム諸国の重要かつ根本的な問題だ」としました。
ローハーニー大統領はまた、ヨルダン国会議長との会談で、「地域問題の根は、シオニストの占領と、アフガニスタンやイラクの占領、新たな中東創設に向けた努力、地域へのテロの強要といったアメリカの干渉からくるものだ」と述べました。
一方のヨルダン議長も、「ヨルダンは、あらゆる分野でイランとの関係を拡大するとともに、パレスチナ人への支持に向けて努力している」と述べました。
ローハーニー大統領は、マレーシア国会議長との会談で、「イランとマレーシアは、イスラム世界の問題、パレスチナ問題において建設的な協力と話し合いを行うべきだ」と述べました。
マレーシア議長は、パレスチナ問題は、イスラム共同体にとって多くの重要性を有しているとしました。
ローハーニー大統領は、レバノンの国会議長との会談でも、イランの意志は、地域の平和と安定、善隣外交、協議や相互理解による問題の解決だとしました。
一方のレバノン議長も、この会談で、「イランは、パレスチナ人の傍らで敵の陰謀に対抗しているため、多くの圧力に耐えている」と述べました。
ローハーニー大統領は、シリアの国会議長との会談でも、シリアは地域の抵抗陣営の先頭にいるとし、「イランのシリア国民への支援は最終的な勝利まで続くだろう」と述べました。
一方のシリア議長も、テロ対策におけるイランとシリアの調整の重要性に触れ、「シリアはイランとの全面的な関係の強化を特に重視している」と語りました。