May 17, 2017 16:24 Asia/Tokyo
  • イラン国連大使、「中東危機の主な犠牲者は女性たち」

イランのホシュルー国連大使が、「最近の中東危機の主な犠牲者のひとつは女性たちだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、ホシュルー大使は、衝突における女性に対する暴力をテーマに開催された国連安保理会議で、中東での最近の危機に遺憾の意を示すとともに、この危機の継続は忌み嫌うべきものだとしました。

また、「中東地域の女性は、テロ組織の過激的な思想による行動から生じる恐怖感におびえながら生活している」と述べています。

さらに、「テログループは組織化された形で奴隷の扱いや性的な暴力などによって女性に圧制を加えている」としました、。

ホシュルー大使はまた、中東の女性問題に対する国際社会のダブルスタンダードを非難し、「パレスチナ人に対するシオニスト政権の敵対的な政策や、ガザ地区の封鎖の継続は、パレスチナ人女性を初めとするパレスチナ人の人権に対する明らかな違反だ」と語っています。

さらに、イエメンの憂うべき状況についても、「イエメン人の女性は、依然としてサウジアラビアの無残な攻撃にさらされている」と述べました。

最後に、この2年以上にわたるサウジアラビアのイエメン攻撃で1万人以上のイエメン人が死亡し、1万7000人が負傷したことに触れ、サウジアラビアの犯罪行為による犠牲者のうち、2260人が子どもで1677人が女性だったことを明らかにしています。

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