覇権主義大国に打ち勝ったホメイニー師
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明日6月4日は、イスラム革命創始者のホメイニー師の命日にあたります。
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6月 03, 2017 17:33 Asia/Tokyo
  • 覇権主義大国に打ち勝ったホメイニー師

明日6月4日は、イスラム革命創始者のホメイニー師の命日にあたります。

ホメイニー師は、その政治思想により、イスラム革命の大規模な運動を、思想面から、そして実践的な場面において、導いてきました。

世界の革命に関する専門家の観点では、ホメイニー師の政治思想は、2つの重要な特性を持っています。一つは最も重要な性質で、イスラム革命が世界的だったことです。この特性により、イスラム革命は、世界の覇権主義体制にとって脅威となりました。2つ目の特性はホメイニー師の政治思想が、人々の力によるものだったということです。

ホメイニー師は、イスラム体制における人々の役割に触れ、このために、イスラム体制の最も基本的な指標に基づき、次のように語っていました。

「我々はイスラム体制の樹立を望んでおり、その体制は人々の票に依拠したものだ」

ホメイニー師はこの考えを、もっとも困難な状況の中で成果を得ることができるよう、抑圧されていた人々に植え付けました。ホメイニー師は地域の諸国民を、常に励まし、覇権主義体制から解放される唯一の道は、横暴な大国に対して統一し、団結することだという考え方を固めていました。

ホメイニー師は人々への信頼という原則を、ソフトパワーとして、公正の要求という原則をイラン国民の最も重要な事柄として、戦いの場に持ち込みました。これにより、イランのイスラム革命の勝利は、世界の自由を求める国民に啓示を与える資源として、世界の政治運動、特に、イスラム諸国で注目され、40年近く経った今日まで、様々な国の革命運動に影響を与えています。

ホメイニー師は、国民に寄り添った実質的な力が、世界の大国の支援にたよらず、政治的に大きな動きを起こす下地を作り出すことができるということを示しました。この変化はイランでのイスラム革命の勝利により、実現し、イスラムの政治的な可能性と大きな力を世界の人々に知らしめ、支配からの解放を求める運動や、植民地主義に対する抵抗が再び起こりました。また、政治的解放の思想を広めることで、イスラムとイスラム社会を孤立から遠ざけました。

ホメイニー師はさらに、覇権主義体制に対抗する中で独立を求める運動は、すべて失敗すると考えられていた状況下において、イスラム革命を勝利に導きました。このため、アメリカを筆頭に、世界の覇権主義者は、はじめからイスラム革命との対決を優先的な政策とし、イスラム体制を崩壊させる妄想を抱いてきました。アメリカはこれに関して、多くの陰謀を計画・実行しました。現在も、一部の地域諸国と結託し、横暴な覇権主義的行動を起こし、この政策を追求しています。

38年間にわたり、イスラム革命とイスラム体制に対する圧力行使が行われてきましたが、これは、イラン国民が目標と理想を達成するため、すべての圧力に抵抗し、力強く、前進を続け、この基準を守りながら、世界各地の自由を求める国民の模範となってきた、という現実を証明しています。