イラン外相、イスラム・地域諸国の外相やEU関係者と地域情勢に関して電話会談
6月 06, 2017 18:36 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、地域の新たな情勢に関して電話会談を続ける中、EUの外交政策関係者、イスラム・地域諸国の外相と意見を交わしました。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、リビア、モルディブ、エジプトが、カタールとの国交を断絶しました。これらの国は、カタールがテロを支援し、アラブ諸国の内政に干渉し、国家安全保障を脅かし、テロリストをかくまっているとして非難しています。
ザリーフ外相は、5日月曜夜、クウェート、カタール、レバノン、アルジェリア、イラク、オマーン、トルコ、チュニジア、マレーシア、インドネシアの外相、および、EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表のそれぞれと電話で会談し、中東地域の最新の情勢について話し合いました。
ザリーフ外相はまた、5日月曜、サウジアラビアとアラブ数カ国がカタールとの国交を断絶したことについて、ツイッターで、「強制や力の行使は解決法ではない。特にラマザーン月の今、話し合いを行うことが不可欠だ」と語りました。
さらに、近隣諸国の間の協議と協力の必要性を強調し、「近隣諸国は永遠に残るものであり、地理を変えることはできない」と語りました。
イラン外務省のガーセミー報道官も、「イランはペルシャ湾南岸の全ての国に対し、地域の苦い経験から学び、感情的にならずに理性と賢明な行動により、最大限に冷静さを保ち、緊張の緩和と平穏の回復に向かって行動するよう求める」と述べました。
タグ