アメリカ前国務長官、新たな対イラン制裁について警告
6月 06, 2017 19:10 Asia/Tokyo
アメリカのケリー前国務長官が、イランに対する新たな制裁の行使について警告しました。
イルナー通信によりますと、ケリー前国務長官は、5日月曜夜、サンフランシスコで、「イランに対する新たな制裁は、イランの人々に、“2015年の核合意は無意味だった”というメッセージを送ることになる」と語りました。
アメリカ上院外交委員会は、先月、賛成18、反対3で、アメリカ大統領に対イラン追加制裁の行使を許可する法案を可決しました。
ケリー前長官は同時に、トランプ大統領が、政府の政策に対する批判に耳を傾けることを期待しているとしました。
“イランの安定を乱す活動”という主張をもとにした、イランに対する追加制裁法案は、7日水曜、上院本会議に提出されます。
対イラン追加制裁案の支持者は、イランのテロ活動や人権侵害を口実に、この法案は核合意の実施を妨げるものではないと主張していますが、一部の専門家は、それを核合意の違反のきっかけを作るものとし、この法案が可決された場合の結果について警告しています。
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