イラン大統領、「モスル解放は、テロに対する地域の国民の祝勝会」
(last modified Wed, 21 Jun 2017 09:27:58 GMT )
6月 21, 2017 18:27 Asia/Tokyo
  • イラン大統領、「モスル解放は、テロに対する地域の国民の祝勝会」

イランのローハーニー大統領が、「イラク北部の都市モスルの解放は、テロに対する地域の諸国民の祝勝会となる」と語りました。

ローハーニー大統領は20日火曜、テヘランでイラクのアバディ首相と会談し、テロ対策や地域における安全の確立が、全ての国の参加と協力、連携にかかっていると述べています。

また、テロとの戦いにおけるイラクの政府と政府軍、義勇軍の勝利に祝賀の意を表明し、「イランは、イラク国民の安全とテロリストへの勝利を、イラン自身の成功や安全と見なし、常にイラク国民の傍らに寄り添い続け、今後も彼らと共にある」としました。

さらに、「地域におけるテロの拡大やテロリストの活動の活発化は、シオニスト政権イスラエルの悪しき計画の一部である」とし、「テロ対策により、地域におけるシオニスト政権の脅威や、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの問題が忘れ去られてはならない」と語っています。

ローハーニー大統領はまた、地域諸国の領土保全や、各国の国境線の維持の必要性を強調し、「国境線の変更や領土分割は容認できないものであり、地域のいずれの国の利益にもならない。イランは、団結し統一のとれたイラクを支持しており、イラクの団結や統一を乱すようなあらゆる動きも、誰の利益にもならず、また容認されないだろう」と述べました。

一方のアバディ首相も、「イラクは、全ての分野におけるイランとの関係拡大を決意している」としています。

アバディ首相はまた、テロ対策において特にイランやイラクを初めとする地域諸国の協力の強化が欠かせないとし、「ISISのテロリストはもはや国境を超えて世界にはびこっている。今や全ての国がこの共通の脅威との戦いに参加し、協力すべきだ」と述べました。

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