イラン国会議長、「アメリカはアフガニスタンの麻薬増産の要因」
7月 05, 2017 18:48 Asia/Tokyo
イランのラーリージャーニー国会議長が、統計は、アメリカがアフガニスタンを占領してから、同国の麻薬生産が増加したことを示していると語っています。
アメリカとその同盟国は、2001年、テロとの戦いと治安確立を口実に、アフガニスタンに侵攻しましたが、これまで、アフガニスタンにおける治安は大幅に悪化し、テロ、麻薬の生産も目覚しく増加しています。
ファールス通信によりますと、ラーリージャーニー国会議長は、4日火曜にテヘランで行われた麻薬対策の国際デーに関する会合で、世界における麻薬の増産と多様化は懸念すべき問題だとして、「イランは世界における麻薬密輸との戦いの第一線に立っており、3000人以上の殉教者と、それを上回る負傷者を出している」と語りました。
また、実務において麻薬対策に向けた国際的な意志が欠けていることに触れ、イランが麻薬密輸対策の中ですべての費用を負担すべきではないとしました。
さらに、アフガニスタンには麻薬生産のための設備の整った実験所が存在するとして、「西側諸国は、アフガニスタンの麻薬の実験所を閉鎖する能力があるが、様々な理由により、それを行っていない」と述べました。
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