核合意におけるアメリカの取り決め違反
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オーストリア・ウィーンで、第8回核合意合同委員会が開催されました。今回の会合でも、前回と同じように、すべての締結国による核合意の完全な履行が強調され、終了しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 22, 2017 19:04 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のアラーグチー次官
    イラン外務省のアラーグチー次官

オーストリア・ウィーンで、第8回核合意合同委員会が開催されました。今回の会合でも、前回と同じように、すべての締結国による核合意の完全な履行が強調され、終了しました。

イラン外務省のアラーグチー次官は、この会合の終了後、記者団に対して、すべての関係国が、イランの核合意への遵守と、IAEA国際原子力機関との協力を評価したことに触れ、「核合意合同委員会のメンバーは、核合意の実施を弱める、あらゆる行動の回避を強調した」と語りました。

現在、核合意が締結されてから2年が、核合意が実施されてからおよそ1年半が経過しました。この期間、核合意の実施は紆余曲折に直面しました。核合意合同委員会もウィーンで定期的に会合を開き、その実施を監視してきました。一部の報告は、アメリカが核合意の実施当初からこれまで、核合意への違反を30回以上も行ってきたとしています。最近では、アメリカ上院は6月15日、一連の対イラン追加制裁案を可決し、核合意に違反しました。この制裁案にはミサイル関連の制裁や、テロに関する制裁が含まれ、また兵器に関する制裁行使が行われます。アメリカが核合意を誠意をもって、建設的な雰囲気の中で実施し、核合意の成功裏の実施に支障をきたす行動を控えると約束している中で、この一連の制裁は追加されました。

アメリカはどこまでこのような行動を続けるのか、この取り決め違反に対するどのようなメカニズムが存在するのか、という疑問は、現在も持たれ続けています。イランの核合意実施追求本部の責任者を務める、アラーグチー国際法担当次官は、核合意の実施1周年に際して、記者会見で次のように述べていました。

「欧米諸国はここ1年、できる限り核合意の実施を妨害してきた」

アメリカの政府関係者も、核合意実施の数ヶ月後に、「世界の投資家がイランに参入しようと思わないように行動する」と語りました。現在、イランの問題は、ひとつの国際的な合意となっています。このような態度を続けることは、核合意のほかの関係国の信用や利益を危険にさらすことになります。

外交雑誌フォーリン・ポリシーのインターネットサイトは、記事の中で、イランに対抗しても、核合意を危機に陥れるべきではないとしています。

核合意には、イランが相手側の取り決め不履行と判断したとき、独自の決定により核合意を離脱するという可能性が含まれています。イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長は、21日金曜、テレビチャンネル、フランス24のインタビューで次のように語っています。

「核合意はイランのレッドラインであり、イランはアメリカが核合意を離脱した場合の準備を整えている。」

核合意の今後についての決定は、現在、アメリカの行動に関係しており、このプロセスが変わる責任はアメリカにあります。これについて、イランの国会と、国家安全保障最高評議会は、政府と外交政策関連機関が遵守する義務がある、特定の見解を提示しています。イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、少し前に、国会議員との会談で、次のように強調しました。

「国会はアメリカの背信的で敵対的な立場に対して、反応を示すべきであり、覇権主義的な政策に対抗すべきだ」

この立場は、アメリカのイランに対する敵対が、イスラム体制の原則に対するアメリカの反対に端を発しており、もし、この敵対に反応を示さなければ、このプロセスは様々な理由で続けられる、という点で重要性を帯びています。