アメリカの核合意の実施に向けた政治的な決意の必要性
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「核合意は、アメリカとイランの二国間の合意ではなく、アメリカは、この合意が数カ国の合意であることを理解すべきだ」 ザリーフ外相は、24日月曜に発表されたアメリカの新聞、ニューヨークタイムズのインタビューで、アメリカは、核合意をほとんど守っていないとしました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 25, 2017 12:16 Asia/Tokyo
  • ザリーフ外務大臣
    ザリーフ外務大臣

「核合意は、アメリカとイランの二国間の合意ではなく、アメリカは、この合意が数カ国の合意であることを理解すべきだ」 ザリーフ外相は、24日月曜に発表されたアメリカの新聞、ニューヨークタイムズのインタビューで、アメリカは、核合意をほとんど守っていないとしました。

ザリーフ外相は、アメリカによる核合意の実施には政治的な意志が必要だと語っていますが、これは、アメリカの政策や行動における根本的な問題を指摘しています。とはいえ、特にトランプ政権の発足後、アメリカの100%の影響力や一極主義から、この合意をある程度、外すことができているのは、イランと6カ国の合意が、国際レベルの政治的な対話によって生まれたものであることによります。核合意に署名したEUや中国、ロシアは、この合意を維持するために政治的な決意を強化する必要性を強調しています。中国外務省の報道官は、24日の記者会見で、この合意を維持するために政治的な決意を強化する必要性を強調し、このように語りました。

 

「中国は、核合意が数カ国による重要な成果であり、国際的な緊張、それも核兵器拡散問題を巡る緊張を外交手段によって解決した良好なモデルだと考えている」

中国外務省の報道官

 

EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は、これ以前に次のように語っています。

 

「核合意はこれに署名した全ての国の利益を集めた結果であり、国連安保理の決議も、この合意を認めている」

EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表

 

西側のメディアから離れた視点で国際問題を分析するモダン・ディプロマシーのインターネットサイトは、24日に発表した報告の中で、アメリカの行動について分析し、次のように記しています。

 

「アメリカ政府は、圧力や制裁によってイランを屈服させることができるといまだに信じている。彼らは、イラン・イラク戦争の際のイラクに対するイランの対応を忘れてしまっているようだ。イランが大規模な損害を蒙ったにも拘わらず、軍備の点で優れていたイラクに対して抵抗したことを忘れている」

核合意

 

核合意に対するアメリカの対応が、国際的な慣習に反するものであることに疑いの余地はありません。しかし、このアメリカの行動には矛盾も見られます。イランの個人や団体に対するアメリカの新たな制裁は、トランプ大統領が先週、イランの核合意の遵守を再び認めた中で、決定されました。そのため、アメリカの行動は、核合意の実施に向けたトランプ大統領の政治的な意志を示すものとは見なされません。実際、アメリカ政府は、イランの核合意の遵守を認めることで、核合意の実施の点ではイランとの間に何の問題もないように見せようとしています。しかしながら、イランの方が、核合意の実施においてアメリカと問題があるのです。なぜならアメリカは、核合意の原則や精神に違反しているからです。