イラン外務次官、「イランは、アメリカの敵対的な行動に断固とした回答を与える」
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アラーグチー外務次官
イランのアラーグチー外務次官が、「イランは、イランに対する新たな制裁の可決というアメリカの敵対的な行動に、断固とした回答を与えるだろう」と語っています。
アメリカ政府のイランに対する敵対的なアプローチが続く中、アメリカ下院は、25日火曜夜、イランに対する包括的な制裁案を賛成419で可決しました。
これ以前にも、アメリカ財務省が、今月18日、イランのミサイル計画への関与など、さまざまな理由により、イランと外国の18の個人や団体を制裁の対象としました。
アメリカのトランプ大統領は、「もしイランが核合意に対する取り決めを守らないのであれば、イランには非常に大きな問題が起こるだろう」と主張しました。
トランプ大統領は、イランとの核合意を破棄するか、あるいはそれよりも悪い選択肢を準備するため、政府内に独立した部門を設けたとも言われています。
これ以前、イランの政府高官は、「トランプ政権が核合意を破棄すれば、イランはそれに火をつけるだろう」と強調してきました。
アラーグチー次官は、26日水曜、テヘランで記者会見し、「今回のアメリカ下院の行動は、アメリカの核合意における取り決めへの違反であり、イランの断固とした回答に直面するだろう」と語りました。
核合意実施追求本部の責任者を務めるアラーグチー次官は、「イランは、アメリカの行動に注目して決定を下し、行動によって回答するだろう」としました。
また、「アメリカ下院による対イラン追加制裁の可決は、完全にイランに対する敵対だ」と述べました。
さらに、アメリカの政府と下院の敵対的な行動は目新しいものではないとし、「制裁は、核合意の実施の成功に影響を及ぼし、イランがこの合意によって得られる利益を縮小する可能性がある」と述べました。
アラーグチー次官は、「アメリカは、建設的な雰囲気の中で、誠意を持って核合意を実施し、この合意の実施の成功に影響を及ぼすような行動を控えることが義務付けられていた」と強調しました。
イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は、この合意の一員として、常に核合意に違反しています。
これに先立ち、IAEA国際原子力機関だけでなく、国連安保理やアメリカ政府の関係者は、イランが核合意を遵守していることを認めました。