イラン原子力庁長官、「核合意に違反すれば、アメリカは敗者になる」

イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「アメリカが核合意に違反すれば、彼ら自身が真の敗者となる」と語りました。

サーレヒー長官は、レバノンのアルマヤーディンテレビのインタビューで、「核合意に違反すれば、その責任はアメリカが負うことになり、イランには責任がない。ＩＡＥＡ国際原子力機関はこれまで７回にわたって，イランが常に取り決めを遵守していることを認めてきた」と述べました。

また、「核合意がＥＵや中国、ロシア、その他の各国政府にも承認されていることから、アメリカが核合意を離脱しても、それがこの合意の継続に影響を及ぼすことはない」としました。

さらに、「イランの核活動はこれまでより良好に継続されている」とし、「アメリカが核合意に違反した場合、イランの全ての選択肢は机上に残る。イラン政府は、アメリカのこの合意に対する対応方法に即した形で、彼らに回答を与える」と強調しました。

イランと６カ国による核合意は、昨年１月から実施されていますが、アメリカは６カ国側の一員でありながら、常にこれに違反しています。