最高指導者、「イスラム社会の樹立には闘争が不可欠」
8月 29, 2017 17:06 Asia/Tokyo
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ハーメネイー師
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、革命の道を維持するには闘争が不可欠だとしました。
ハーメネイー師は、28日月曜朝、神学校の新学期のスタートを前に、テヘラン州の神学分野の関係者や学生を前に演説し、「イスラムは、人間、社会、政治の分野で魅力的な言葉を有しており、世界の人々の耳に伝えられれば、間違いなく、多くの人に受け入れられるだろう」と強調しました。
また、イランにおけるイスラム体制の樹立に触れ、「社会におけるイスラムの広まりは、現代のこうした特徴のひとつである。また世界レベルでも、マルクス主義やリベラリズムの失敗からくる思想的な空洞が存在し、イスラム思想の新たな言葉を提示するための土台が整っている」と語りました。
さらに、バーチャル空間の形成によるメディアや通信手段の存在を、イスラムのメッセージを伝える上での現代のもう一つの特徴として挙げ、「【現代が持つメリットの】ひとつは、人々の心に数多くの曖昧な点や疑問があることであり、その疑問の多さが、積極的な回答を見つけ出そうとする意識を活性化し、学問の境界を超えるための土台を整えるだろう」と語りました。
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