イラン国会議長、「テロ問題の解決には国際的な協力が必要」

イランのラーリージャーニー国会議長が、「テロ問題の解決には、国際的な協力が必要だ」と語りました。

ラーリージャーニー議長は１６日土曜、テヘランでベルギーのブラッケ下院議長と共同記者会見し、「ブラッケ下院議長との協議での中心議題は、イエメンやミャンマーの危機に関する大規模な二国間協力だった」とした上で、「テロ問題の解決は、イランとベルギーにとって重要だ」と述べています。

一方、ブラッケ下院議長も、「ヨーロッパは、アメリカの政策のすべてに賛成しているわけではない」とし、「近く、ＥＵの駐イラン事務所が開設される必要がある」としました。

さらに、イランとの協力拡大を歓迎し、二国間の銀行取引の障壁の解消を強調しました。

また、「イランとベルギーの政府関係者は、テロ対策に向けた二国間協力を重要だと考えている」とし、「両国の警察は、この問題に関する最高レベルでの協議を行ってきた」と語っています。

ブラッケ下院議長は１６日朝、イランの政府関係者との会談を目的にテヘラン入りし、同国のローハーニー大統領やラーリージャーニー国会議長と会談しました。