EU高官、「核合意は、多面的な外交の成功例」
10月 04, 2017 20:23 Asia/Tokyo
EUの対外活動庁のシュミット事務局長が、イランと6カ国による核合意を、多面的な外交の成功例だとしました。
イルナー通信によりますと、シュミット事務局長は、4日水曜、スイス・チューリッヒでのイランとヨーロッパの会合の2日目の開始に当たり「核合意は、単なる和平協定や地域協定、人権協定ではなく、これらの問題を核合意の目的と混同してはならない」と語っています。
EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表も、「核合意は国際社会のものであり、二国間協定ではなく、その変更は不可能だ」と述べました。
国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランによる核合意は、昨年1月から実施されていますが、アメリカは6カ国側の一員でありながら、常にこの合意に違反しています。
イランとヨーロッパによる会合は、これらの国々の間の通商外交を目的に、4年前に結成され、両者の間の情報交換やネットワーク作り、通商・産業関係の構築を目的に活動しています。