10月 17, 2017 20:12 Asia/Tokyo
  • ホシュルー国連大使
    ホシュルー国連大使

イランのホシュルー国連大使が、「核合意は国際的な価値のある文書であり、一方的に破棄できるような二国間の合意ではない」と語りました。

IRIB通信によりますと、ホシュルー大使は、16日月曜、国連軍縮委員会で、「イランへの一時的な制限を恒常的な制限にしようとするアメリカの要請は、核合意の精神や内容だけでなく、NPT核兵器不拡散条約の加盟国の当然の権利にも反している」と語りました。

また、アメリカは、核合意を一方的に壊そうとしているとし、「IAEA国際原子力機関は、核合意のもとで、イランの核の取り決め遵守の実態調査を行う資格のある唯一の機関であり、IAEAの天野事務局長の今月13日の声明で、イランはこの取り決めのすべてを守っているとされている」と語りました。

さらに、核合意は再協議したり、変更したりできるものではないとし、「核合意におけるイランの利益や権利が注目されなければ、イランはすべての取り決めの実施を停止するだろう」と語りました。

ホシュルー大使は、地域の平和や安全にとっての、シオニスト政権イスラエルの核兵器の危険性を説明し、「中東の核兵器廃絶は、いつの時代にも増して重要になっており、中東の非核化を実現するために具体的な措置を講じることが不可欠だ」と強調しました。

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