イラン女流映画監督、米大統領にイランの純粋な文化理解のために私の自作映画の鑑賞を勧告
10月 31, 2017 22:27 Asia/Tokyo
イランの女流映画監督ナルゲス・アーブヤール氏が、「イラン独自の文化の理解のため、アメリカのトランプ大統領には私の制作した映画を鑑賞して欲しい」と語りました。
今年のアカデミー賞に、イラン代表として映画「呼吸」を出品しているアーブヤール監督は、トランプ大統領に対し、イラン独自の文化を理解するために自分が制作した映画を鑑賞するよう求めています。
アーブヤール監督は、ロイター通信のインタビューで、映画「呼吸」は、アメリカ政治家の主張とは違い、イラン人がテロリストではないことをアメリカ社会に理解させるものだ、と語りました。

アブーヤール監督はまた、「トランプ大統領はイランに対し脅迫めいた言葉を利用しているが、映画『呼吸』を見ても、まだこの態度を続けることはできるだろうか」と述べました。
アブーヤール監督は、イランの女流映画監督として初めてアカデミー賞への出品を果たしています。

映画「呼吸」は、反戦テーマをテーマとしており、1980年代のイラン・イラク戦争時代における4人のイラン人の子供の生活を描いています。

この映画では、主人公を務める少女「バハール」は多くの美しい夢を膨らませていますが、戦争により、その夢は実現できなくなる、というあらすじになっています。
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