EU上級代表、「アメリカ議会は核合意を維持する」
(last modified Wed, 08 Nov 2017 11:45:41 GMT )
11月 08, 2017 20:45 Asia/Tokyo
  • モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表
    モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表

EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表が、「アメリカは核合意に残留しようとしているようだ」と語っています。

ファールス通信によりますと、核合意に関してアメリカ議会関係者と協議するため、ワシントンを訪問しているモゲリーニ上級代表は、記者会見で、「アメリカの関係者と、核合意の遵守、この合意の内容とアメリカ議会の承認事項の合致の必要性について話し合った。彼らはアメリカが核合意に留まることを望んでいるようだ」と語りました。

また、核合意に関して再協議を行おうとするトランプ大統領の努力について、「ヨーロッパにとって、アメリカ国内の政治的な方針は関係がないが、彼らに関する限り、核合意に関する再協議はありえない」としました。

さらに、「核合意の一部の内容について再協議を行おうとすれば、その全体が混乱することになる」としました。

モゲリーニ上級代表は、改めて、イランは核の取り決めを遵守しており、6カ国側も、核問題に関する制裁を解除することになっていると強調しました。