イラン大統領、「イスラム教徒は覇権主義とシオニズムに賢明に対処すべき」
12月 06, 2017 20:44 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、「国際的な覇権主義やアメリカ、シオニズムは常に、地域の諸国民に対する陰謀や挑発を追求している」と語りました。
ローハーニー大統領は6日水曜、体制責任者やイラン駐在のイスラム諸国の大使、イスラム統一国際会議のゲストらとイランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師との会談において、「現代のイスラム世界の諸問題は、コーランや神の啓示から遠ざかった結果だ」とし、「地域のイスラム教徒がテロリストに勝利を収めた後、覇権主義者とシオニズムは新たな陰謀を企てている」と述べています。
また、「アメリカとシオニスト政権、その追従者に対しては、これまでどおり賢明に対処する必要がある」とし、「敵は、地域への内政干渉を強め、イスラム教徒の国庫(富)を利用して、中東を兵器庫にしてきた」としました。
さらに、「イスラム世界の敵の新たな陰謀は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの解放を標的にすることだ」とし、「ベイトルモガッダスは、イスラムとパレスチナのものだ」と語っています。
ローハーニー大統領はまた、「イランは、対話による問題の解決を臨んでいるが、地域における国境線の変更には決して同意する事はなく、イスラムの神聖に対する覇権主義者の侵略には断固として抵抗する」と述べました。
さらに、パレスチナ国民を初めとするイスラム教徒は、ベイトルモガッダスをシオニスト政権の首都に定めるという陰謀に、声をひとつにして立ち上がるべきだとし、「イスラム諸国やイスラム協力機構は、この問題に関して重大な責務を負っている」としています。