12月 21, 2017 17:46 Asia/Tokyo
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国連総会で、イランが提案した「暴力と過激派に対抗する世界」と題する決議が、満場一致により、採択されました。採択は3度目となります。

イルナー通信によりますと、イランのホシュルー国連大使は、20日水曜、この決議が採択された会合で、過激派と暴力を2つの国際問題として挙げ、それに対抗するよう求めました。

また、シリア、イラク、世界の他の地域のテロ組織の犯罪など、この数年間の世界における過激派の拡大に触れ、国連総会にこの問題に引き続き注目するよう求めました。

イランのホシュルー国連大使

 

さらに、過激派をなくす上での最も効果的な方法は、中庸を守ることだとし、世界のすべての国に対し、この悪しき現象の出現と拡大のきっかけをつぶすために、このような価値観を持つよう求めました。

また、特定の宗派や国民に、過激派と暴力を結びつけることの危険性について警告し、「神の宗教の信者に嫌悪を表す発言により、宗教を非難する人々は、実際、テロリストの操り人形になっており、テロリストが過激で破壊的なイデオロギーを広めるのを助けている」と語りました。

「暴力と過激派に対抗する世界」決議は、イランのローハーニー大統領が、2013年に初めて国連総会で演説を行った際に提唱したものです。

この決議案は、190カ国の全会一致により、採択されました。

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