イラン国会議長、「地域のテロとの戦いは終わっていない」
12月 23, 2017 19:43 Asia/Tokyo
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ラーリージャーニー国会議長
イランのラーリージャーニー国会議長が、地域におけるテロとの戦いは終わっていないとして、「パキスタンのイスラマバードで行われる会合で、地域のテロ対策の方法について検討されている」と語りました。
IRIB通信によりますと、ラーリージャーニー国会議長は、23日土曜、テロ対策における問題について話し合う会合に出席するため、イスラマバードに向けて出発する前に、記者団の前で、「テロ組織ISISが滅亡しても、地域のテロの問題は終わっていない」と述べました。
また、「ISISのテロリストは、ほかの国でも活動ををはじめることができており、この問題に関して地域諸国は大変過敏だ」としました。
さらに、大国のテロとの戦いは主張するほどのものではなく、彼らはテロとの戦いにおいて地域諸国を頼らざるを得ないとしました。
ラーリージャーニー国会議長は、ロシア、パキスタン、そのほかの地域諸国が、テロ対策における問題に関する会合を開催したいと望んでいることに触れ、「テロ対策における各国のアプローチは地域に立ち返り、イラク、シリアの問題においても、ほかの国はさほど支援を行っておらず、問題解決を促進しているのは地域諸国だった」と語りました。
また、「この会合の傍らで、一部の参加国やパキスタンの関係者と、二国間と地域の協力、テロ対策に向けたイスラム諸国の議会の役割について意見交換を行う予定だ」と述べました。
テロ対策における問題や地域協力の役割について話し合うこの国際会合は、24日日曜、ラーリージャーニー国会議長のほか、パキスタン、ロシア、アフガニスタン、中国、トルコの国会議長が出席し、イスラマバードで行われます。
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