12月 24, 2017 19:11 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー議長
    ラーリージャーニー議長

イランのラーリージャーニー国会議長が、「アジアを初めとする現代世界の重要な問題の1つはテロである」と語りました。

イラン国会通信によりますと、ラーリージャーニー議長は24日日曜、パキスタンの首都イスラマバードで開催された、テロ対策を検討する会合において、「テロリストに資金や軍備面での可能性を提供することで、テロ組織を情報サービス手段として利用することは、テロ組織の拡大を助長している」と述べています。

「地域的な協力の役割とテロ対策の問題」会合

 

また、「地域におけるテロの根源となっているのは、文化的な問題だ」とし、「旧ソ連、その後はアメリカやNATO北大西洋条約機構によるアフガニスタンの占領も、テロ組織の形成と拡大の原因となった」としています。

さらに、「地域でテロを拡大させる目的は、石油市場の管理や、一部の地域諸国の資源の収奪を伴う対立の拡大だ」と語りました。

ラーリージャーニー議長はまた、「シリアでのテロ対策においてイランとロシア、トルコによる協力が成功したことは、地域諸国が決意を固め、様々な側面で組織的な協力を行えば成功できることを示している」と述べています。

「地域的な協力の役割とテロ対策の問題」会合

 

「地域的な協力の役割とテロ対策の問題」をテーマとする会合は、パキスタンのほか、イラン、ロシア、アフガニスタン、中国、そしてトルコの国会議長らが出席し、パキスタン・イスラマバードで開催されています。

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