イラン国会議長、「シリア攻撃は、国際法に違反した残虐行為」
4月 15, 2018 15:55 Asia/Tokyo
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イランのラーリージャーニー国会議長
イランのラーリージャーニー国会議長が、「アメリカ、イギリス、フランスによるシリア攻撃は、国際法に反する残忍な行為だ」と語りました。
ラーリージャーニー議長は15日日曜、国会において、一部のイスラム諸国がシオニスト政権イスラエルとともに、今回の犯罪行為を支持したことに遺憾の意を表明しました。
また、今回のシリア攻撃に出た3カ国と、これらの国を支持する地域諸国やそれ以外の国に警告を発し、「イラン国会は、このような違法行為や残虐な攻撃を非難する。こうした行動に出る時代は既に終わっており、今回の性急な行動がこれまで以上にシリア国民に、テロ撲滅に向けた決意を固めさせることになる」と述べています。
さらに、「西側の3カ国が、シリア政府が化学兵器を使用したと主張している理由は、同国の政府軍が首都ダマスカス近郊からのテロリスト駆逐に成功したことによるものだが、テロリストの支持国はこれほど短期間でこれが実現するとは予測していなかった」としました。
ラーリージャーニー議長はまた、「サウジアラビアは、自国民の財産を差し出してまでも、自らの思惑通りテロリストに息を吹き返させるため、アメリカのシリア爆撃を奨励した」と強調しています。
アメリカの好戦的な行動が続く中、14日土曜未明、シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区の町ドゥーマで化学兵器が使用されたとする口実により、アメリカ、イギリス、フランスがシリアをミサイル攻撃しました。
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