4月 26, 2018 19:32 Asia/Tokyo
  • イランのナジャフィIAEA大使
    イランのナジャフィIAEA大使

イランのナジャフィIAEA大使が、「アメリカをはじめとする複数の核保有国が核兵器廃絶を遵守していないことは、NPT核兵器不拡散条約の将来を危機に陥れている」と語りました。

ナジャフィ大使は25日水曜、スイス・ジュネーブでのNPT再検討会議準備委員会の第2回会合において、「核兵器廃絶をはじめとするNPTの目標が達成されない最大の原因は、アメリカの一極主義にある」と述べました。

また、「あと2年弱で、NPTの発効から50年を迎えるが、アメリカをはじめとする一部の核保有国に、依然として核兵器が存在することや、彼らの兵器関連計画や政策を考慮すると、NPTの主な目的は実現されていない」としました。

さらに、「核計画に関するアメリカの一極主義が続く限り、核兵器廃絶は進展しないだろう」と語っています。

ナジャフィ大使はまた、NPTの目的推進に置いてイランが取り決めを遵守している事を強調し、「中東地域の非核化を妨害する最大の要因は、シオニスト政権イスラエルの核兵器関連の計画だ」と述べました。

さらに、シオニスト政権を地域や世界の平和にとっての脅威だとし、「これは、アメリカを筆頭とする一部の核保有国が、シオニスト政権の核兵器計画への支援に際して、ダブルスタンダードに対応していることによるものだ」としています。

NPT再検討会議準備委員会の第2回会合は、スイス・ジュネーブで開催中です。

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