イラン政府報道官、「イランがミサイルや防衛問題に関して誰かと協議を行うことはない」
4月 30, 2018 19:11 Asia/Tokyo
イラン政府のノウバフト報道官が、「イランは、ミサイルや防衛の問題について、誰とも協議を行うつもりはないと宣言している」と語りました。
IRIB通信によりますと、ノウバフト報道官は、30日月曜、記者会見で、イランは他国の干渉を許さないと強調し、「イランが、フランス、アメリカ、その他の国にどのような種類の武器を持つべきかを指示したことなどないのに、彼らはイランに対してそれを指示しようとするのか」と語りました。
さらに、イランは地域問題に関して積極的な政策を採用しているとし、「イランは、地域の安定を確立し、テロと戦う上で、常に準備を整えている」と語りました。
また、核合意について、「イランが核問題に関して認めている文書は核合意のみである。とはいえ、アメリカがこの合意を実施したことはない」と述べました。
イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意の一員でありながら、常にその実施に違反しています。
アメリカのトランプ大統領は、5月12日までに、イランに対する核関連の制裁停止の延長について決定を下すことになっています。
イランの関係者は、これまで何度も、イランはアメリカが核合意を離脱した場合に備えており、このアメリカの行動に対処するために、数々の選択肢を有していると強調しています。