イラン最高指導者顧問、「アメリカが核合意を離脱すれば、イランは対抗する」
(last modified Mon, 07 May 2018 08:22:02 GMT )
May 07, 2018 17:22 Asia/Tokyo
  • イランのヴェラーヤティ最高指導者国際担当顧問
    イランのヴェラーヤティ最高指導者国際担当顧問

イランのヴェラーヤティ最高指導者国際担当顧問が、「アメリカが核合意を離脱すれば、イランは状況に応じた対応を取る」と語っています。

イルナー通信によりますと、ヴェラーヤティ顧問は、6日日曜、テヘラン国際書籍見本市を視察し、記者団に対し、「アメリカが核合意を巡る問題の中でどのような決定を下しても、それに対応するイランの道は開かれている」と語りました。

さらに、「アメリカが核合意から退いたり、新たな政治ゲームを展開し、イランのしかるべき利益が奪われることになれば、イランは、アメリカが押し付けようとする状況に即した形で対応し、彼らを後悔させるだろう」としました。

また、地域の最大の問題はパレスチナ問題だとし、「残念ながら、20世紀初めに、一部の地域の裏切り者が、イギリスと共に、シオニストのパレスチナ占領に協力したのと同じように、現在も、一部の地域の反動的な政府、特にサウジアラビアが、アメリカ大使館のベイトルモガッダス・エルサレムへの移転に関してアメリカに協力している」と述べました。

また、「アメリカ大使館のベイトルモガッダス・エルサレムへの移転は、イスラム教徒の最初のキブラ・礼拝の方角であり、イスラム世界のものである、この聖地の占領を完成させるものだ」と述べました。

ヴェラーヤティ顧問は、「イスラエルとシオニスト政権は、間違いなく衰亡に向かっている。シリアやその他の国への干渉により、このイスラエルの衰退が遅れることはないだろう」と強調しました。

 

テヘラン国際書籍見本市におけるヴェラーヤティ顧問