核合意、イランの政策とヨーロッパへの期待
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アメリカの核合意離脱により、この合意の維持に関して、さまざまなレベルでの協議が行われています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
May 11, 2018 14:59 Asia/Tokyo
  • 核合意、イランの政策とヨーロッパへの期待

アメリカの核合意離脱により、この合意の維持に関して、さまざまなレベルでの協議が行われています。

ヨーロッパ諸国、中国、ロシア、その他の国々が核合意を支持する中で、アメリカは、イランに対して新たな制裁を行使しました。

核合意に対する明白な立場を表明し、この合意のアメリカの離脱を償うために、イランがヨーロッパ諸国に数週間の機会を与えたことから、イランと各国の対話と共に、ヨーロッパ3カ国の話し合いが行われています。イランの政府高官は、アメリカの離脱後、はっきりと、もしヨーロッパ3カ国が具体的な保障を与えられず、この合意によるイランの利益が完全に実現されなければ、イランは最終的な決断を下し、それを表明すると強調しました。

アメリカの国際的な合意の無視により、世界に不信感が広まっていることから、ヨーロッパは、核合意に対する政策をはっきりと表明すべきです。核合意への支持を強調するだけでは、イランにとって十分ではありません。この中で、イランのローハーニー大統領は、10日木曜、ドイツのメルケル首相と電話で会談し、ヨーロッパ諸国に対し、再び、限られた時間の中で、アメリカの核合意離脱後、この合意におけるイランの利益をどのような形で確保するかについての立場を明らかにするよう求めました。

アメリカが離脱した現在の状況の中で、イギリス、フランス、ドイツは、核合意におけるイランの利益が確保されることを保障する必要があります。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が強調したように、ヨーロッパ3カ国の具体的な保障がなければ、核合意を継続することはできません。

アメリカ財務省は、10日、核合意離脱後の最初の措置として、イランイスラム革命防衛隊とのつながりを理由に、イランのの3企業、6個人を制裁の対象としました。この制裁は、アメリカが、イランの地域における役割やミサイル能力を標的にしていることを示しました。

アメリカのトランプ大統領は、イランのミサイル問題や地域における影響力を核合意に盛り込み、これらの問題に関する対話を求めていましたが、それが実現しなかったとき、核合意から離脱しました。

ヨーロッパ3カ国が、イランの地域における役割やミサイル能力に関して、トランプ大統領と同じ発言を行っていることから、この3カ国の核合意に対する立場について、イランは神経を尖らせています。アメリカが抜けた後の核合意において、イギリス、フランス、ドイツには、明白な政策を進め、この合意が関係のない問題を抜きにして遵守されることを行動で示すことが期待されます。

この中で、イラン政府は声明を発表し、核合意の他の国々、特にヨーロッパ3カ国は、核合意を守るための措置を講じ、無条件で取り決めを履行することを、行動で示すべきだと強調しました。

イランが望む核合意の形とは、アメリカの離脱によって、イランの経済的な利益が、完全に保障されることです。イランの地域における影響力やミサイル能力、そして何より、アメリカの制裁の復活を口実に、核合意が名前だけ残ると言う形を、イランは望んでいません。数週間のヨーロッパ3カ国との話し合いの中で、核合意によるイラン国民の利益が確保されないという結論に達した場合、イランは現在の政を見直すことになるでしょう。