イラン外務省報道官、「イランは核合意の枠外の事項については協議せず」
(last modified Mon, 21 May 2018 06:43:02 GMT )
May 21, 2018 15:43 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のガーセミー報道官
    イラン外務省のガーセミー報道官

イラン外務省のガーセミー報道官が、「イランは、核合意の枠組み外のいかなる事項については一協議しない」と語りました。

ガーセミー報道官は20日日曜、新しい合意の受諾の見返りとして、イランに新たな提案がなされたとする一部のメディアの報道について、「こうした根拠のない主張はシオニスト、そしてイラン国民に悪意を抱く勢力や国際的な混乱を狙う勢力のメディアに端を発しており、これらのメディアはイランや核合意にかかわる他の国との協議を路線から外れさせ、マイナスの世論操作を行うことを目的としている」と述べています。

また、「アメリカが一方的、違法にこの国際合意から離脱した後も、イランは核合意の取り決めを履行してきた国としてこの合意への残留という要請に対し、ほかの関係国が核合意に定められたイランの利益を守り、その内容を完全に遵守すれば、核合意に残留するが、それ以外の問題は本論から逸脱した注目に値しない事柄であると表明している」としました。

さらに、「あらかじめ定められた枠組みに基づき、イランの提案により、アメリカ抜きで開催される予定の、第1回核合意合同委員会では、イランとそのほかの関係国の間で核合意関連の事項のみが検討されることになる」と語っています。