イラン第1副大統領、「アメリカ財務省は、対イラン戦争司令室と化した」
May 30, 2018 17:46 Asia/Tokyo
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イランのジャハーンギーリー第1副大統領
イランのジャハーンギーリー第1副大統領が、「アメリカ政府は全力を上げてイラン経済の不安定化を狙っており、アメリカ財務省は対イラン戦争の司令室と化している」と語りました。
ジャハーンギーリー副大統領は29日夜、テヘランで行われたイラン全国の州知事らの会合において、「イランに対する脅迫をチャンスに転換させることができる」とし、「イランは、制裁に対抗する上での数多くの経験を有しており、これまでにわが国に対する数々の制裁を乗り切ってきた」と述べています。
また、アメリカの対イラン政策への支持を目指して、サウジアラビアとシオニスト政権イスラエルが手を結んでいることは実に忌まわしいものだとし、「このような悪しき連係プレーは、イランの国益を害し、地域におけるイランの戦略的な勢力の拡大や浸透を妨害するものだ」としました。
さらに、「アメリカとその同盟国は、中東という緊迫化した地域における力強いイランの存在を容認できないため、イランに打撃を与えることを自らの第1の目的に据えている」と語っています。
ジャハーンギーリー副大統領はまた、核合意にも触れ、「アメリカは、核合意に反対する一部の地域諸国の政府とともに、国際社会で孤立しており、EUや中国、ロシアは核合意の擁護のために立ち上がっている」と述べました。
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