イラン国会議長、「イランはアメリカの敵意に対して抵抗する」
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イランのラーリージャーニー国会議長
イランのラーリージャーニー国会議長が、「アメリカはイラン国民がアメリカとシオニスト政権イスラエルの敵意に対して、より強い意志で独自の道を歩み続けることを確実視すべきだ」としました。
ラーリージャーニー議長は10日日曜の国会の開会時、アメリカのトランプ大統領による最近の反イラン的な発言について、「トランプ大統領はイランに対する厳しい制裁を語っている中で、問題解決のためにイランと新たな話し合いを行う必要があると主張している」と語りました。
また、政治の世界は理知的な計算の場であり、政治的に粗暴な行動を起こす場ではないとして、「トランプ大統領は核合意を簡単に破棄しながら、誰かがその主張に注目することを期待するのか」と述べました。
トランプ大統領は、今月7日、かつてないほどの制裁をイランに行使すると脅迫するとともに、イランと包括的な合意を締結する上での期待感を表明しました。
ラーリージャーニー国会議長は、シオニスト政権のネタニヤフ首相のヨーロッパ歴訪は、ヨーロッパをアメリカに同調させて核合意から離脱させることを目的に行われたとして、「シオニスト政権はイラクとシリアのテロリストの敗北により、内外の問題を隠蔽するため、地域に新たな危機を作り出そうとしている。」と述べました。
また、イランの体制責任者はヨーロッパの期限のない公約をいつまでも待つわけではないとして、ヨーロッパが核合意を維持できるのであれば、より迅速に明確な決定を示すべきであり、そうでなければ、イランは核問題でも他の問題でも次の行動を起こすとしました。
アメリカの核合意離脱とヨーロッパによる核合意維持の要請の後、イランは、アメリカの制裁に対して、ヨーロッパから核合意におけるイランの利益を確保する実質的な保障を受ける上で、期限付きの機会をヨーロッパに与えています。