イラン大統領、「インドとの協力拡大を歓迎」
(last modified Mon, 11 Jun 2018 06:31:44 GMT )
6月 11, 2018 15:31 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領とモディ首相
    ローハーニー大統領とモディ首相

イランのローハーニー大統領が、「インドとの全面的な関係の拡大と強化を歓迎する」と語りました。

ローハーニー大統領は10日日曜、中国・青島(チンタオ)で開催された上海協力機構首脳会議の傍ら、インドのモディ首相と会談し、イランとインドの関係拡大、そしてイラン南東部チャーバハール港湾の拡張プロジェクトへのインドの積極的な参加に満足の意を示しました。

また、「チャーバハール港湾は、インドをアフガニスタンや中央アジア、さらには東ヨーロッパへとつなぐ架け橋として、二国間および地域の歴史・通商面での関係をこれまで以上に強化しうる」と述べています。

一方のモディ首相も、インドとイランの関係が急速に拡大していることに触れ、「インドは、イランとの関係の全面的な拡大を決意している」としました。

また、地域の協力拡大に向けたチャーバハール港湾の重要性と位置づけを強調しています。

上海協力機構は、今月の9日と10日の2日間にわたり、中国山東省の沿岸都市青島で開催されました。

この組織は2001年に創設され、現在の加盟国はロシア、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、パキスタン、インドとなっており、そのほかにアフガニスタン、ベラルーシ、イラン、モンゴルガオブザーバー国となっています。