イラン南部に、世界最大級の液化石油ガス精製所の第2フェーズが操業開始
(last modified Thu, 28 Jun 2018 08:55:41 GMT )
6月 28, 2018 17:55 Asia/Tokyo
  • セターレ・ハリージェファールス精製所
    セターレ・ハリージェファールス精製所

イラン南部で、同国のローハーニー大統領の立会いのもと、世界最大級の液化石油ガス精製所が操業を開始しました。

イラン大統領府の情報サイトによりますと、ローハーニー大統領は28日木曜、イラン南部ペルシャ湾に面した港湾都市バンダルアッバースにある、セターレ・ハリージェファールス精製所において、この精製所の第2フェーズを視察しています。

この精製所の第2フェーズの操業開始により、この精製所での、欧州排出ガス規制のユーロ5基準でのガソリンとガスオイルの生産量が2倍に増加することになります。

このガソリンの生産量は日糧1200万リットルから2400万リットルに、またガソリンの生産量も日量400万リットルから800万リットルに増加する見込みです。

 

ローハーニー大統領

 

この精製所は、3つのフェーズにおいて日量36万バレルの精製能力を持ち、ガソリンやガスオイル、液化ガス、航空機用の燃料の生産を目的に、イラン南部ホルモズガーン州の州都バンダルアッバースの西25キロの地点に建設されました。

この精製所では、最終的にユーロ5基準のガソリンは3600万リットル、ガスオイルが1400万リットル、航空機用燃料が300万リットル以上、液化ガスが400万リットル以上、固形の硫黄が130トン、そして水酸化物は425トンが製造される見込みです。