イラン外相、「ヨーロッパに負担を支払う準備はない」
(last modified Sun, 19 Aug 2018 10:03:31 GMT )
8月 19, 2018 19:03 Asia/Tokyo
  • イランのザリーフ外務大臣
    イランのザリーフ外務大臣

イランのザリーフ外務大臣が、核合意を守る上でのヨーロッパの行動は、前進しているが、彼らに負担を支払う用意はないとしました。

ザリーフ外相は、核合意を維持する上での最近のヨーロッパの行動と、アメリカの制裁への対策に触れ、「ヨーロッパはブロッキング規制や欧州投資銀行への許可の発出など、一部の具体的な行動を取っている」と述べました。

また、「イランからすれば、ヨーロッパの措置は具体的な行動が立場表明に即しておらず、確かに前進はしているが、いまだに負担を支払う用意はない」としました。

さらに、ヨーロッパはこれまで、言葉では政治的な意志を示しているとして、ヨーロッパは核合意を安全保障上の成果としているが、当然のことながら、各国は自国の防衛のために負担を支払うべきだとしました。

ヨーロッパ諸国は、5月8日のアメリカの違法な核合意離脱宣言の後、この国際合意を維持するよう求めており、イランに対して、アメリカが抜けた後もこの合意を守るよう要請しています。

核合意を守り、イランが核合意の利益を活用し、アメリカの制裁に対抗するため、イランとヨーロッパ諸国の協議は、現在も続けられています。

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