最高指導者による政府閣僚との会談、敵の陰謀と問題への対処
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、29日水曜朝、イランの大統領、および、政府閣僚と会談し、経済問題、外交政策、国内の連帯と団結に関して重要な点を強調しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
8月 30, 2018 19:36 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師とイランの大統領、および、政府閣僚の会談
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師とイランの大統領、および、政府閣僚の会談

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、29日水曜朝、イランの大統領、および、政府閣僚と会談し、経済問題、外交政策、国内の連帯と団結に関して重要な点を強調しました。

ハーメネイー師の表明の大部分は、経済問題の解決法と、外交政策においてすべきこと、してはならないことに関するものでした。ハーメネイー師は、近隣諸国との良好な関係を強調し、ヨーロッパ諸国について次のように語りました。

 

「ヨーロッパとの関係や協議の継続に問題はないが、それを続けるのと同時に、核合意や経済といった問題に関して、彼らへの期待は断ち切ることだ」

ハーメネイー師は、核合意や制裁といった問題に対する、ヨーロッパの不適切な行動をはっきりと批判しました。ハーメネイー師は以前と同じように今回もまた、「彼らの約束には疑いのまなざしを向け、問題の流れに十分、警戒すべきだ」と語りました。ハーメネイー師はまた、核合意は国益を守るための手段だとし、次のように語りました。

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

 

「核合意は目的ではなく、手段である。この手段が国益を守ることはできないと判断されれば、それを破棄することになる」

ハーメネイー師はまた、アメリカとの協議は一切受け入れられないとし強調し、次のように語りました。

 

「少なくとも表面を取り繕っていたアメリカの以前の関係者との協議でさえ、結果はそのようなものだった。今、イランの人々に対して敵意をむき出しにしている現政権と、どのような協議が行えるというのか。そのため、アメリカとはいかなるレベルにおいても協議は行われない」

ハーメネイー師は、イランとの協議は、アメリカのすべての政権の必須事項だったとし、次のように語りました。

 

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

 

「彼らは、我々はイランのことさえ協議の席につかせたと自慢したがっている。そのため、以前にも詳しく説明したように、彼らとはいかなる協議も行われない」

ハーメネイー師が政府閣僚との会談で語った主な点は、さまざまな問題を恐れないことと、外交政策において、賢明さを保つことです。アメリカは、この40年、イランの国民、イスラム体制、革命に対してあらゆる敵対を示してきました。そして現在も、イラン国内に対立を生み出し、経済的な圧力によってイラン国民を屈服させようとしています。

このことから、ハーメネイー師は、国家の優れた多くの経済的な可能性を利用する必要性を強調し、国際的な機関の報告を根拠に、「イランは活用されていない可能性の存在の点で世界で1位だ」と語りました。ハーメネイー師は次のように語っています。

 

「国際的な機関の統計によれば、現在イランのGDPランキングは、世界200数カ国の中で18位であり、国内の可能性が合理的に活用されれば、さらに順位を上げることができる」

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師とイランの大統領、および、政府閣僚の会談

 

ハーメネイー師はのこの見解は、2つの重要な点を強調するものです。一つ目は、イランはさまざまな問題に対処する上で、圧力に屈したり、立場を譲ったりしたことはないということです。そして二つ目の点は、イランは過去の経験を忘れたことはなく、アメリカの目的の本質を良く知っている、ということです。この中で、イラン国民は完全に自信を持って、さまざまな陰謀や問題に立ち向かい、それらを解決する道を、ヨーロッパをはじめとする核合意の締結国の口先だけの約束ではなく、国内の可能性と能力の中に見出しているのです。

 

 

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