9月 03, 2018 15:52 Asia/Tokyo
  • ハッラーズィー議長は、2日日曜、イギリス外務省のバート中東・北アフリカ担当次官とテヘランの会談
    ハッラーズィー議長は、2日日曜、イギリス外務省のバート中東・北アフリカ担当次官とテヘランの会談

イラン外交関係戦略評議会のハッラーズィー議長が、ヨーロッパに対し、核合意によるイランの利益が確保されなかった場合の深刻な結果について警告しました。

イスナー通信によりますと、ハッラーズィー議長は、2日日曜、イギリス外務省のバート中東・北アフリカ担当次官とテヘランで会談し、「ドイツ、イギリス、フランスのヨーロッパ3カ国はこれまで、核合意によるイランの利益を確保するために必要な措置を講じることができていない」と語りました。

また、「核合意の取り決め実施におけるヨーロッパの措置の遅れ、圧力や制裁の行使は、今後、深刻な結果を招くことになるだろう」としました。

さらに、イエメン危機についても、サウジアラビアによる爆撃の停止に向けた努力が不可欠だと強調し、「イギリスは、イエメン戦争を終わらせたければ、サウジアラビアへの武器の売却をやめ、イエメンを攻撃する連合軍に対し、戦争を終わらせるよう求めることだ」と述べました。

ハッラーズィー議長は、ヨーロッパはテロ支援国を支持し、シリアで大きな過ちを犯したと強調し、「イランのシリアやイラクの政府とのテロ組織やISISとの戦いにおける協力は、地域の安定と安全の確立において重要な役割を果たしており、一部の人々がイランを地域の情勢不安の元凶として非難しているのは、彼らの表面的な見方からくるものだ」と語りました。

一方のバート次官も、イギリスの核合意に対する立場は完全にアメリカとは異なっているとし、「イランだけでなく、ヨーロッパも、アメリカ政府の誤った政策の犠牲になっている」と述べました。

 

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