イラン原子力庁長官、「核合意破棄の場合、イランは核活動を加速」
(last modified Wed, 12 Sep 2018 08:10:56 GMT )
9月 12, 2018 17:10 Asia/Tokyo
  • イランのサーレヒー原子力庁長官
    イランのサーレヒー原子力庁長官

イランのサーレヒー原子力庁長官が、「イランの核合意が破棄された場合、その結果は厳しいものになり、イランはこれまで以上に力強く、核計画を加速する」と語りました。

サーレヒー長官は、AP通信のインタビューで、アメリカのトランプ大統領による核合意からの離脱の決定は、アメリカを敗者にしたとし、「トランプ大統領は敗者だ。彼は力の論理のみを追求しているが、核合意からの離脱によって、アメリカが利益を得ることはない」と強調しました。

また、核合意の継続に期待感を表明し、「イランの核科学者が攻撃された場合、その結果は悲惨なものになる」と警告しました。

サーレヒー長官は、前日にも、最高指導者の指示に従い、遠心分離機を製造するための施設が稼動を開始したことを明らかにしました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、6月4日、イラン原子力庁の関係者に対し、核合意の枠内で、ウラン濃縮能力を19万SWUに増強する準備を整えるよう義務付けました。

トランプ大統領は5月8日、核合意から離脱し、対イラン制裁の復活を宣言しました。

こうした中、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツ、EUは、この国際合意を支持するとしています。

 

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