イラン原子力庁長官、「核合意の今後は最も重要な世界的な懸念のひとつ」
9月 17, 2018 20:07 Asia/Tokyo
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イラン原子力庁のサーレヒー長官
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、核合意は最も重要な世界的懸念のひとつだとして、「核合意の離脱によるアメリカの独善的な行動は、地域と世界の平和と安定にマイナスの影響を及ぼすことになる」と語りました。
イルナー通信によりますと、サーレヒー長官は17日月曜、オーストリア・ウィーンで行われたIAEA・国際原子力機関の年次総会で、IAEAが12回にわたりイランの核合意遵守を認めてきたにもかかわらず、アメリカは違法な形で核合意から離脱したとしました。
サーレヒー長官は、アメリカの一方的な決断は安保理決議2231への違反とみなされるとして、イランとEUの核合意関する協議に触れ、「ヨーロッパの段階的な行動は、この決議を弱体化するアメリカの政策から生じた現状にかなうものではなく、EUは核合意を維持するために、より真剣かつ具体的な行動に出るべきだ」と述べました。
さらに、イランが西アジア地域における核兵器廃絶を支持していることに触れ、シオニスト政権イスラエルがNPT核兵器不拡散条約への署名を拒否し、IAEAの査察を全面的に拒否していることによる、実質的な脅威に対して、一部の国が無視していることを批判しました。
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