シーア派3代目イマームホサインの殉教に際し、イランで服喪・追悼
9月 19, 2018 16:34 Asia/Tokyo
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シーア派3代目イマームホサインの殉教に際しイランで服喪・追悼
シーア派3代目イマーム・ホサインが、イラク・カルバラーで殉教した記念日にちなみ、イラン全国で服喪と追悼の儀式が行われています。
19日水曜は、イスラム暦1440年モハッラム月9日にあたり、タースーアーと呼ばれ、イマームホサインがイラク・カルバラーの地でウマイヤ朝の暴君ヤズィードの軍隊と戦い、殉教する前の日です。
タースーアーの日には、イマーム・ホサインとその家族と教友を敬愛する数百万人の人々が、イラン全国で追悼の儀式を行い、イマームホサインとその兄弟であるアボルファズル・アルアッバースの殉教を追悼します。
イランの人々は、各地のモスクのほか、北東部の聖地マシュハドにあるシーア派8代目イマーム・レザーの聖廟、テヘラン南方の聖地ゴムにあるマアスーメの聖廟などにおいて、追悼儀式を開催しています。
イラン国内の各都市では、追悼集会を行う場が設けられ、集まった人々がイマーム・ホサインの殉教を悼んでいます。
西暦680年にあたるイスラム暦61年モハッラム月10日、イマーム・ホサインとその教友が、イラク南部の町カルバラーでウマイヤ朝の暴君ヤズィードの軍勢によって、殉教しました。
それ以来1400年近くが経過した現在、この出来事は重要性を失っていないどころか、時代が下るごとに圧制への対抗というメッセージはさらに拡大し、この出来事にちなんだ追悼儀式は益々盛大に行われています。
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