イラン最高指導者、「勝利は確実にイエメンとパレスチナの国民のもの」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「勝利は確実に、パレスチナ国民及びイエメン国民のものとなる」と語りました。
ハーメネイー師は25日日曜、第32回イスラム団結国際会議に出席した来賓やイランの体制責任者、イラン駐在のイスラム諸国の大使ら、そして大勢の人々を前に演説し、イスラム世界に対する陰謀を克服する唯一の道が志と言葉を一つにしての団結である事を強調しました。
また、宗教界の有識者や学者らに対し、「できる限り地域におけるイスラムの目覚めの動きや抵抗を強化してもらいたい。それは、地域を救う唯一の道がこうした思想や精神を拡大することであるからだ」と述べました。
さらに、世界の大国がイスラム圏の諸国民の目覚めを恐れていることに言及し、「イスラムが人々の心を支配するようになった地域ではいずれも、覇権主義者が手痛い平手打ちを受けている。今回、この地域で再び、イスラムの目覚めによる平手打ちを受けることになる」としました。
ハーメネイー師はまた、イスラムやコーランに従わず、アメリカに追随している一部の地域諸国に触れ、「アメリカは、その覇権主義的な体質に基づき、これらの国を侮辱している。また、万人にとって明らかなように、アメリカ大統領は、サウジアラビアの政府を自らにとって有益な乳牛のような存在に例えている」と語りました。
さらに、「このような侮辱は、サウジアラビア国民、ひいては地域のイスラム諸国の各国民に対する侮辱だ」とし、「イスラム諸国の一部の政権は、イエメンやパレスチナでの犯罪的な2つの動きにおいて、アメリカに同調している。だが、確実に勝利はパレスチナとイエメンの国民のものとなり、アメリカとこれに追随する者は敗北を喫するだろう」と述べました。
そして、地域においてアメリカとシオニスト政権イスラエルの力がひと頃よりかなり弱体化していると指摘し、「シオニスト政権は、何年か前に33日間の戦いの末レバノンのシーア派組織ヒズボッラーに敗北を喫し、その2年後にはパレスチナ人の抵抗の前にわずか22日間で屈した。その後のガザ戦争はわずか8日間で決着し、先週はパレスチナ人の抵抗に対し3日で敗北している。こうした事例はすべて、シオニスト政権が日々弱体化していることを物語るものだ」としました。
ハーメネイー師はさらに、(イランイスラム革命後の)過去40年間に渡りイラン国民が数々の困難や圧力にもかかわらず抵抗してきたことに触れ、「アメリカとシオニスト政権は、イラン国民を脅迫しようなどというとんでもない誤りを犯している」と語りました。
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