テヘラン西方ガズヴィーン州にあるカントゥル教会
(last modified Thu, 25 Mar 2021 11:04:00 GMT )
3月 25, 2021 20:04 Asia/Tokyo
  • ガズヴィーン州にあるカントゥル教会
    ガズヴィーン州にあるカントゥル教会

テヘランから西方に位置するガズヴィーン州、その中心都市ガズヴィーンには、カントゥル教会という小さなキリスト教会があります。

この教会は、第1次世界大戦中にロシア人らによって建設されたもので、「ロシア人教会」や「鐘楼の教会」などの別名でも知られています。ここではかつて、正統派キリスト教の信者らが礼拝を行っていました。しかし、彼らがここを去った後はイラン国内に正統派キリスト教信者不在となったことから、使用されないまま現在に至ります。 

この教会は全体的な形が十字架になっています。また、不規則な多角形を有する構造を有し、正面に釉薬を施した赤レンガが使用され、切妻式屋根で覆われています。この建物はカスヴィーンの多くの建造物や他の教会の多くの建物とは大きく趣きを異にする貴重な存在となっています。

イラン最小規模の教会とされるカントゥル教会
この教会は第1次世界大戦中に建設され今に至る。
敷地内にあるロシア人の技師とパイロットの墓
ここに埋葬されているロシア人技師はイランで没し、またパイロットもガズヴィーン近郊で機が墜落、亡くなったとされている
西側にある教会の入り口
教会内には、アーチによる装飾がふんだんに施されている.
礼拝の方向を示す壁がんは東を向いており、その上にドームが聳えている
この教会は、現在は手工芸品の展示場として利用されている
この教会には、手工芸品の見学や購買を目的とする人々が訪れる
正統派キリスト教のシンボルとなっている十字架 
この塔は3階建てで高さはおよそ11メートル、その上に青いドームがある
教会の西側の一角に聳える鐘楼
イランでも数少ない正統派キリスト教会とされるカントゥル教会
教会の外観の一部
教会内の美しい中庭
イラン国内で最小規模の教会とされるカントゥル教会
ロシア人たちが去った後は、使用されず現在に至る


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