イラン最高指導者、「イランの第1級の敵は、モラルや政治面での腐敗に浸かっている」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「一般に知られているイランの敵は、モラルや政治面での腐敗に浸かっている。アメリカを正しく認識したければ、同国の大統領と政治家に目を向けるべきだ」と語りました。
ハーメネイー師は12日水曜、殉教者の遺族らとの会談で、「アメリカの政治家らを見れば、拝金主義、他者の権利の蹂躙、人命や人々の財産を無視した行動が見えるだろう。その一例がイエメンであり、サウジアラビアは犯罪を引き起こしているが、この犯罪にはアメリカが加担しており、このことはアメリカ自身も認めている。彼らは、人々が集う場所や市場、病院を攻撃しており、まさに犯罪者である。これこそが、まさしくアメリカの本性なのだ」と述べました。
また、特に全面的な制裁の行使やイランの様々な敵を支援するなど、最近2年間におけるアメリカの行動に触れ、彼らの陰謀はすでに見破られているとし、「アメリカの目的は、制裁や治安に反する行動により、イラン国内で各勢力間の対立や衝突、亀裂を引き起こすこと、一部の人々を街頭へと引きずり出すことであった。そして、これをホットサマーと名付けていた。だが、敵は盲目であったがゆえに、今年の夏はこれまで最も良きものとなった」としました。
さらに、「イランが革命40周年を迎えることはない」としたアメリカ政府関係者の発言を指摘し、「イラン国民は全力を尽くして必死に抵抗している。神の恩恵により来年の2月12日(=イスラム革命勝利記念日)には、これまでのどの年よりも盛大に革命40周年を迎えるだろう」と語りました。
ハーメネイー師はまた、シオニストと地域の反動者はイラン国民に対するアメリカの敵対や陰謀の共謀者だとし、「もっとも、我々は彼らよりも力強い。というのも、これまで彼らはわが国に対しなす術を持たなかったのだから。そして今後も何もできないだろう」と述べました。
さらに、「今日、世界の嵐はフランスをはじめとするヨーロッパにも到達している。そうした中でイラン国民はイスラムの恩恵により安全な船に乗船している。絶対的な勝利はイラン国民のものである」と語りました。
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