イラン第1副大統領、「ヨーロッパはまだ、核合意維持に向けた現実的な行動を起こしていない」
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イランのジャハーンギーリー第1副大統領
イランのジャハーンギーリー第1副大統領が、核合意に対するヨーロッパ諸国の行動を批判しました。
ジャハーンギーリー第1副大統領は、ユーロニュースのインタビューで「イギリス、フランス、ドイツ、そしてEUは政治的な範囲や外交的な立場、見解表明においては、核合意遵守を良好に、また適切な折に実施したが、現実的な面や実践的な措置の点では、この3カ国による行動はまだ見られていない」と語っています。
また、「EUは果たして、アメリカ政府、特に同国のトランプ米大統領から独立した形で決定を下せるのか」という疑問を提示し、「EUは、第2次世界大戦終結以来の非常に重要な一大試練に直面している」と述べました。
ヨーロッパ諸国は、昨年5月8日にアメリカが核合意を離脱した後、イランの経済的な利益の確保をもって、この合意を維持すると約束しました。
EUは、数ヶ月前にアメリカの対イラン制裁に対抗すべく、金融面での支払いを目的とした方策として、SPV・特別目的事業体を設置し、イランとの経済協力の継続ができるようにする、との意向を示しましたが、ヨーロッパ諸国は依然として具体的な行動なしの表面的な約束を繰り返しています。
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