イラン外務省報道官、「ワルシャワ会合の終了声明は失敗文書」
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イラン外務省のガーセミー報道官が、「アメリカがイラン包囲網の結成に向け大々的に働きかけたポーランド・ワルシャワでの反イラン会合だったが、その終了声明は早々と失敗し、効力もない文書となった」と語りました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
2月 16, 2019 18:01 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のガーセミー報道官
    イラン外務省のガーセミー報道官

イラン外務省のガーセミー報道官が、「アメリカがイラン包囲網の結成に向け大々的に働きかけたポーランド・ワルシャワでの反イラン会合だったが、その終了声明は早々と失敗し、効力もない文書となった」と語りました。

ガーセミー報道官は、「ワルシャワ会合の終了声明は、全く通用しないものだ」とし、「“中東の平和と安全をテーマとした会合”は、イランやトルコ、レバノン、シリア、イラク、パレスチナといったこの地域の有力国家、さらには中国やロシア、ヨーロッパやそれ以外の重要国の多くが参加していない。参加したにせよ、低レベルの代表しか派遣されていない中では成功は望めない」と述べました。

また、「アメリカの国務長官や副大統領が、この会合の演説でヨーロッパに核合意離脱を強く求めたが、これはアメリカがこの会合の目標達成に失敗したことを示す最高の兆しだ」と指摘しました。

さらに、イラン核合意から離脱する一方で、ワルシャワで会合を開催するというアメリカの矛盾した行動に言及し、「アメリカは欺瞞的な政策により、対テロ支援、地域の国民間の対立や敵対、緊張、衝突を助長し、情勢不安や紛争、過激派を拡大させている」と非難しました。

ガーセミー報道官はまた、「アメリカとシオニスト政権イスラエルの侵略・敵対的な政策をものともせず、地域外の軍隊や侵略者が存在しない、安定した地域の実現に向けた抵抗はこれからも続くだろう」と述べました。

ポーランド・ワルシャワで今週13、14の両日、中東の安全保障問題を焦点にした反イラン会合が開催されました。

しかし、この会合は終了声明にイランを盛り込もうとしたアメリカとシオニスト政権イスラエルの思惑が実を結ぶことなく閉幕しました。

 

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